5つのラピッドプロトタイピングツールを紹介

David
Peter Martinez 更新日 : 2020-09-25 17:19:49

ラピッドプロトタイピングの概要及び、5つのラピッドプロトタイピングツールを紹介します。 ラピッドプロトタイピングの細かな種類も階説していますので、デザイナーがいかに気を使ってデザインしているか? 少し感じてもらえる所があるかと思います。


Part1. ラピッドプロトタイピングとは?

ラピッドプロトタイピングとは試作型を短期間で作り上げる事です。 早めの段階でまずは形を作り上げ、そこで課題点やユーザーからの意見、新しい発想を洗いざらいに出していきます。
ラピッドプロトタイピングと言えば物理的なものが取り上げられる事が多く、近年は3Dプリンターで作られ製造受注を扱う業者なども誕生しています。 とは言えラピッドプロトタイピングは物理的なものだけではなく、Webサイトの試作段階もラピッドプロトタイピングの広義に入るのです。


Part2. ラピッドプロトタイピングの種類

次のラピッドプロトタイピングの種類はウェブサイトの場合を指します。

・画面遷移

トランジションとも呼びます。画面がどのような流れで変わるかを確認し、Webサイトのあらましを把握するのにもラピッドプロトタイピングは向いています。

・ユーザーインターフェース

ユーザーインターフェースはUIとも略されます。
ユーザーがサービスの利用のしやすさを意味しており、それはフォントやアイコンなどグラフィックにも関わってきます。 さらにキーボードのみの操作を受け付けないキャラクターユーザインターフェースや、マウスや指などで操作できるグラフィカルユーザーインターフェースと分かれ、全体的にユーザーがサービスに感動できるかどうかを、ラピッドプロトタイピングでは事前に確認できます。

・アニメーション

Webサイトで流れるちょっとしたアニメーションは、見た目を楽しませるだけでなく例えば砂時計が動くような、ユーザーにウェイト状態であるのを分かりやすく示すのにも役立ちます。 ただここはアニメーション不要など、そう言うのも洗いざらいにしたり、逆に付ける必要があるなども、ラピッドプロトタイピングでは検証します。


Part3. ラピッドプロトタイピングツールを5つ紹介する

1.Mockitt

Wondershare Mockitt は他のメンバーと共同編集で効率的にラピッドプロトタイピングが作れます。 またMockittを販売しているワンダーシェアーソフトウェアのWebサイトでは、Mockitt自体の使い方も事細かに教えています。 ですのでラピッドプロトタイピング自体についてあまり知らなくても、サイトを通して知識として知り、ダイレクトにラピッドプロトタイピングツールに触れ能力として身に付ける事が可能です。

adobe xd map

2.Flinto

同じラピッドプロトタイピングツールのSketchと連携しており、Sketchで作っているものをそのままFlintoで使用する事が可能です。
またMac用として出していますが、Web上でも使用する事が出来ます。 画面構成は非常にシンプルにまとまっていますが、画像リンクを貼って画像を修正してもリンクは残った状態にしてくれるなど、細かい配慮がなされていると評判です。

3.Sketch

元は数多くのデザイナーから愛用されているUIデザインを作成するツールであり、ラピッドプロトタイピングとして見た場合は、まだそんなには注目されてないかもしれません。 しかしプロトタイピングツールの機能を持つようになり、UIデザインを作成したらダイレクトに反映できるようになりました。 また上のFlintoに限らず、他のプロトタイピングツールでもUIデザイン作成ツールとして連携を取っているようです。

Sketch

4.Mockplus

200以上は既にある部品素材と約3000のどんなに拡大しても荒れないベクター形式の アイコンが予め用意されています。 また自動データ入力も利用可能で、さらにユーザーテスト用のQRコードも発行出来たり、クラウドでの同期や印刷機能も使えるなど、まるでほぼ正式にユーザーリリースしたのでは?と思うような見た目で作れるのが魅力です。

5.Figma

Sketchと同じ様にUIデザイン作成ツールとして知られていますが、簡単なアニメーションが作成できるFigmotion。
画面遷移を現してくれるAutoflowをプラグインとして入れる事が可能です。 さらにWindowsとMac の両デバイスに対応しているだけでなく、ブラウザ上でも直接触れます。 また無料版でも複数のユーザーで編集が可能です。

Figma

ラピッドプロトタイピングの概要及び5つのラピッドプロトタイピングツールを紹介しましたが、とにかくWebサイトはユーザーの試用を大切にしているのがお分かり頂けたと思います。
ラピッドプロトタイピングツール作成レビューでは、グラフィックデザインを修正してもラピッドプロトタイピングツール作成レビューへの反映に一手間があると言った声もありました。 アイコンなどのグラフィックデザインと、ウェブサイトの全体図作成を受け持つラピッドプロトタイピング作成ツールの一体型が良いかもしれません。

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