次世代のプロトタイプツール「Mockitt」を紹介
開発に携わる方はプロトタイピングという言葉をよく使用しているかと思います。一方プロトタイプよりもアジャイル開発というものが開発の現場では浸透していると感じます。
しかし、デザインの分野ではプロトタイプピングというのが一般的になりつつあります。デザインはお客様やユーザーと開発初期段階で共有、レビューを行う必要があるためプロトタイプピングがよく使用されてきていると思います。ではどういった場面で、どういった意味があるのかわかりづらい部分があると思います。以下プロトタイプピングについて説明したうえで、次世代のプロトタイピングツールを紹介いたします。
Part 1:プロトタイプ と は
プロトタイプ と は、仮組みされたモデル・試作品(プロトタイプ)を使って検証や改善を繰り返す手法のことです。
プロトタイプとは、優れたUXデザインを実現するための工程の中で作成される試作品のことです。UXデザインの6つの工程は以下の通りです。
UXデザインのための6ステップ
- Step.1 目的の設定
- Step.2 リサーチの実施
- Step.3 ペルソナ・シナリオの設定
- Step.4 カスタマージャーニーマップの作成
- Step.5 プロトタイプの作成
- Step.6 ユーザーテスト
プロトタイプ のなかでも現在注目されているのがラピッドプロトタイピングです。
ラピッドプロトタイピングとは、ラフなプロトタイプを早い段階で作成する手法のこと。すぐにレビューやユーザーテストを行って、レビュアーやユーザーからリファイン(改善点)をもらい、フィードバックすることでさらにプロトタイプを改善することが可能となります。
このサイクルをプロトタイプの忠実度が高くなるまで、インテレートする(繰り返す)手法がプロトタイピングにおけるラピッドプロトタイピング手法です。
今回次世代のラピッドプロトタイピングツールを紹介いたします。
Part 2:プロトタイプツールMockittの強みをいくつ紹介する
Wondershare Mockitt とは、Wondershareが内製した次世代プロトタイプツールです。
このツールの特徴をいくつか紹介すると、
1. ラピッドプロトタイピングのため簡単にプレビューと共有ができます。
Mockittにサインインしたあとたった3ステップでレビューまでできるので、急ぎの案件に対しても簡単に対応できます。開発のスピードが求められる現代では欠かせないツールとなると思います。
2. 躍動的なプロトタイプデザインができます。
Mockittはインタラクション型のプロトタイプツールです。インタラクション型とは同じ画面内でのアニメーションや動きの確認や課題把握に使用します。凝った動きを作りやすいのがメリットです。1画面をよりインパクトのある物に仕上げることが可能です。
3.豊富なテンプレートが使用できます。
Mockittには多くのライブラリが組み込まれております。UIアセットやテンプレートを使用することでバラエティに富んだデザインを制作できます。素材の再利用もしやすいので、ワークふおーをカスタマイズできます。
4.クラウド環境なので画面を共有したうえでの共同作業が可能
コロナウィルスの流行が世界的に広がる中、新たな生活スタイルや仕事の仕方が普及しております。その中でも在宅勤務が一般的になる世の中が目の前まで来ております。だからこそメンバが共同で作業できることは非常に効率的に作業ができるツールだと思います。ブラウザベースでアプリケーションの検査を行い、エクスポートツールを使用する事で、開発チームの共同作業を最適化できます。コメントシステムを使えば、デザインやプロトタイプの最適化のために交わされたプロジェクトに関するすべてのコミュニケーションが保存できます。
今回Wondershare Mockitt というプロトタイプツールを紹介しましたがいかがでしょうか。
プロトタイプツールは現在多く存在しており、どれを使用するか悩んでしまいます。そういった中、世の中の流れを見据えたうえで最適なツールを選択することは、将来の開発のスピードに大きく影響します。今回紹介したプロトタイプツールが皆さんの将来に少しでも役に立てたらよいと思います。