デザインするなら必要不可欠なモックアップとは何？
「モックアップ」とは何か知っていますか？効率的に完成度の高いデザインを作るためにはそれ相応の準備が必要になります。モックアップとは何か、どのように作るのか理解してクオリティの高いデザイン作成を目指しましょう。
モックアップとは
モックアップ（mock-up）は模型という意味です。Webデザインにおいてはサイトやアプリの試作品を指します。見た目は実物そっくりに作りますが、機能を実装する必要はありません。
モックアップを作るメリットとしては3つあります。
1つ目は完成品の見た目を確認できる点です。フォントの色やサイズ、要素のサイズや配置などを完成品と同じように作ることで、実装された時の見た目のバランスを確認しやすくするのです。
2つ目はイメージの共有です。文字だけの情報だと、一人ひとり想像するものが違う可能性があります。ビジュアル面の指標があることでチーム内やクライアントと同じものを想定でき、認識のずれを無くすことができます。
3つ目は変更のリスクの軽減です。デザインが完成して実装されてから変更点が生じると、修正はかなりの手間と時間がかかってしまいます。試作品を作っておくと直すべき箇所もわかりやすく、修正する労力を減らすことができるのです。 また、作成するタイミングも重要です。
いきなりモックアップから作成するのではなく、デザインの方向性がある程度固まってから作ると良いでしょう。そのために、まずはワイヤーフレーム図などで見た目を大まかに決めます。デザインの土台が固まり、完成品の方向が決まったらモックアップの作成です。
モックアップ作成ツール（オフラインツールとオンラインツール）
インタラクションデザインと一言で言っても、その種類は様々です。ここでは代表的なインタラクションデザインの要素を見ていきましょう。
①Prott
コードを書けなくても簡単な操作でモックアップを作成できるオンラインツールです。Web版の他にiOS版とAndroid版があり、効率的にモックアップを作成できます。料金は無料プランと有料プラン4つの合計5つのプランがあります。個人での利用はもちろん、複数人での利用を想定したプランもあるので用途に合わせて最適なプランを選べます。
②Sketch
細かな機能が充実しているUIデザインに特化したソフトです。かなりの素材やプラグインが公開されているので、デザインする際の参考例として活用できそうです。ただし、無料プランが無いのでお試しで使ってから購入するかどうかを決められないというデメリットがあります。
③AdobeXD
Adobe社が提供している人気の高いデザインソフトです。その機能はかなり幅広く、これ1つで完成度の高いモックアップの作成が可能です。他のAdobe製品との互換性があるので、普段からAdobeのソフトを使っている人はこちらが使いやすいかもしれません。無料プランと単体プラン、Creative cloudプランや法人向けのプランの全4プランがあります。
④Marvel
チームでの作業を想定したデザイン作成ツールです。簡単な操作でデザインを作ることができ、さらに作ったデザインはユーザーテストを行ってフィードバックを受けられます。プロジェクトの共有機能が優れているので、会社単位での利用におすすめです。料金は無料プランと有料プラン4つから選べるので、利用人数や必要機能に応じてプランを決めましょう。
⑤Moqpus
モックアップはもちろん、ワイヤーフレームやプロトタイプも作成できるデザインツールです。タブから簡単に切り替えられるので、どのプロジェクトにもスムーズに移行して作ることができます。ソフトをダウンロードする必要が無いので、どのパソコンからでも利用できるというメリットがあります。
モックアップを作成するツールMockitt
Wondershare Mockitt はWondereshare社が提供するデザイン作成ツールです。その特徴をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
① いつでもどこでも編集可能
Webブラウザ上で利用でき、ソフトをダウンロードする必要がありません。プロジェクトを編集した時はすぐに自動保存されるので、せっかく作業したのにうっかり全て消えてしまったという心配も無く安心です。アカウントにログインすることで利用できるためパソコンが変わっても引き続き作業できます。
② セキュリティ
金融機関レベルのセキュリティ管理がされているので、データ漏洩などの心配もありません。災害が起きた時に備えて復旧バックアップ機能も付いており、いつ何が起きても安心です。
③ ウィジェットの種類
iPhone5から最新のiPhone12、iPadなどすでに完成されたページサイズが用意されています。もちろんカスタマイズも可能です。様々なアイコンや各OSに対応した20種類以上のテンプレートが用意されているので、初心者でも簡単に本格的なデザインを作ることができます。
④ チーム利用
複数人で同時に同じプロジェクトを編集できるので、チームでの作業におすすめです。またコメント機能を使うことでプロジェクトのフィードバックを受けられます。URLを指定すればクライアントとも共有できるので、活用して効率よくモックアップを作成してみましょう。
モックアップの重要性について理解できましたか？正しいツールを使えば簡単に実物に近いものをデザインできます。Wondershare Mockittではデザイン作成に特化した機能が豊富にあります。アカウントを作れば誰でも利用できるので、ぜひ導入してみてください。
