ベクター画像とは?作り方と作成ツールをご紹介
画像にはラスタ画像とベクター画像の2種類があります。身近な例をあげると、カメラで撮影した写真はラスタ画像、写真以外の印刷物に用いられる画像はベクター画像です。細かい点の集まりであるラスタ画像に対し、ベクター画像は複数の点や線、色などの情報を数値化して再現する形式です。ベクター画像は拡大縮小しても画素数が荒くならないことから、デザインで幅広く用いられています。今回はベクター画像を作成できるツールについてご紹介します。
Part 1: ベクター画像作成ツール9選
① Adobe illustrator
デザイン業界で最も多く使われているソフトの1つです。Web向けのグラフィックからロゴ、イラスト、パッケージデザインまでこのソフト1つでデザインすることができます。デスクトップでの利用はもちろん、iPadやオフラインでの利用も可能です。作成したプロジェクトは同期できるので、家でも外でも続きから編集できるというメリットがあります。
② Inkscape
無料で使えるデザインソフトです。Adobe illustratorと操作性が似ているので、本格的なソフトを使いたいけれど高額で手が出せないという方におすすめです。無料でありながら幅広い機能があり、複雑なベクター画像の作成も可能です。チュートリアルが豊富にあるのが特徴で、デザイン初心者の人に使いやすい工夫がされています。
③ Vectr
こちらも無料で使えるデザインソフトです。ダウンロード版とオンライン版があるので、違うパソコンからも作業がしたいという方におすすめです。作業パネルも基本的な機能が整列されており、操作もシンプルで使いやすくなっています。定期的にアップデートをして様々な機能が追加されているので、長く使っていける
④ Gravit Designer
無料版と有料版があり、年間11,000円の有料版ではオフラインでの作業ができたり無制限のクラウドストレージが付いたりと、デザイン制作に便利な機能が備わっています。illustratorと同じショートカットキーが使えるなど、乗り換えユーザーの意図を汲んだ機能が付いているのが特徴です。操作はシンプルですが幅広いデザインに対応しているので、プロの人でも使えるソフトです。
⑤ primalDraw
無料で使えるオンラインツールです。複雑なシェイプも作成できるので、図形メインのデザインをしたい場合はおすすめです。フォントの種類はあまり多くないため、フォントメインのロゴ制作の場合は作りづらいかもしれません。図形をメインにしたベクター画像を手軽に作りたい場合に使ってみてはいかがでしょうか。
⑥ Method Draw
Method Drawはオンラインで使えるシンプルなドローソフトです。複雑な画像作成には向いていませんが、操作も簡単で使いやすいので初心者やシンプルな画像を作りたいという人におすすめです。SVGとPNG形式に対応しているので、ベクター画像を作成する場合はSVG形式を選択しましょう。
⑦ Canva
Canvaは基本無料で使えるオンラインツールです。デザインのテンプレートが豊富で、初めての人でもクオリティの高い作品を作ることができます。年間12,000円または月額1,500円でProプランに登録することで、ベクター画像の形式であるSVG形式で作品をダウンロードできます。難しい操作をせず豊富な機能を使えるのが特徴です。
⑧ Boxy SVG
無料で使えるオンラインツールです。ペン、ブラシ、シェイプ、テキストなど基本的なオブジェクトが揃っています。操作方法もシンプルなので、簡単にベクター画像を作りたい時におすすめです。必要なツールは全て備わっているので、使い方次第では複雑なデザインも作成可能です。
⑨ SVG-edit
オンラインで使えるベクター画像作成ツールとして2000年代から利用されています。シェイプの作成やペンツールを使ったデザイン作成など、最低限の機能があるので簡単なベクター画像ならこのソフトだけで作れるでしょう。PNGやJPEGにも対応しているので、ラスタ画像としても出力することができます。
Part 2:デザインツールMockitt
ベクター画像を作成しただけだと、デザインはまだ完成しません。 Wondershare Mockittでは豊富な機能と使いやすい操作性を実現したオンラインデザインツールです。本格的なウェブデザインを作ろうとした場合、無料のドローツールだと対応していない場合があります。デザイン作成に役立つ機能を紹介します。
① 高機能で使いやすい設計
ツールが一か所にまとまっているので、「この機能を使いたいけどどこにあるかわからない」ということがありません。デザインソフトを扱ったことが無い人でも使いやすい使用になっています。
② 充実したテンプレート
自作するのが難しいスイッチやボックスなどのテンプレートが用意されているので、Webデザインを設計したい場合におすすめです。できるだけ少ない工数で作成できるようにしましょう。
③ 選べる出力形式
PNG、PDF、HTML 5 ZIP、Android ADPの4つの形式で出力できます。PNGやPDF形式で出力できるソフトはよく見かけますが、後者2つの形式で出力できるソフトはあまりないので本格的にデザインを作成したい場合におすすめです。
ベクター画像が作成できたら、実際にどのように配置していくのかがデザインでは重要になります。Wondershare Mockittには便利で使いやすい機能がたくさんあるので、ぜひ導入してみてください。