Photoshopとは?Photoshopでできること
Photoshopとは非常に多機能な画像編集・作成ソフトです。今回はその概要とワイヤーフレームとしての使用方法の一部を紹介します。 またワイヤーフレームツールの代替品となるmockittについても紹介しているので、是非参考にして下さい。
Part1. Photoshopとは？
画像作成や編集など絵画的イラストを作るのに向いている
Photoshopとは画像編集・作成ソフトです。
『フォトショで修正した』と言う言葉を知っている人も多いと思いますが、写真の中にいる子供を移動。 もしくは肌色の修正。写真の人物の表情を変えられる機能も最近は付くなど、話題に事欠かせない部分があります。 しかし水彩画や油絵などと言った絵画的イラストを描く事も得意としており、様々な方面でアーティストやクリエイター達が使っています。
リアルタイムでCMYK変換を確認しながら色が塗れる
画像編集ソフトは数多くありますが、リアルタイムでCMYKの色を見ながら作成できるのはPhotoshopや同じアドビ製品のIllustratorぐらいです。 CMYKとは物理的に色を印刷した時の見方で、コンピューターのディスプレーではRGBと言う色表現が使われますが、印刷ではそのRGBの色合いは再現できずくすんだCMYKで印刷されます。
他のソフトはあるかもしれませんが、あったとしても擬似的にCMYKとして見せているか、CMYK変換状態で色が塗れないのが殆どです。
ワイヤーフレームが作れる
ワイヤーフレームとはウェブサイトの画面構成の事で、ワイヤーフレーム作成なら他のソフトでももちろん出来ます。 ただPhotoshopとは世界標準のソフトでもあり、グラフィックと言うより設計図寄りなワイヤーフレームでもPhotoshopの拡張子「.psd」で渡して欲しいと言われたりもします。 とは言えPhotoshopでのワイヤーフレームの作り方は十分にネット上で溢れており、ワイヤーフレーム作成としても世界標準と言えます。
Part2. Photoshopでワイヤーフレームを作成する方法
Photoshopでワイヤーフレームを作成する方法のごく基本的な方法を紹介します。 いずれも文字や広告やボタンなどの枠を配置する、下書きみたいなもので限定していると思っていて下さい。 （実際はもっと本格的に、まるで実際のサイトみたいにワイヤーフレームが作成出来ます。）
初期設定を変える
Photoshopとはあまりワイヤーフレーム用に作られていないのもあって、このまま使用するには使いにくい所があるので初期設定を変えます。
画面上部の［編集］→［環境設定］→［単位・定規］の順に飛び、単位欄の「定規」と「文字」の単位をpixelに変更して「OK」ボタンを押します。
画面上部の[表示]→[定規]の順にクリックすると上部分と右部分に定規が出ます。
シェイプを作る
シェイプとはベクター形式の図形の事です。ベクター形式によって何度も拡大・縮小しても図形が荒れる事がありません。
シェイプを扱うにはツールバーの中にあり、一番下の虫眼鏡マークのひとつ上の図形をクリック。
画面上部の左側の枠が「パス」や「ピクセル」になっていたら、クリックして「シェイプ」を選択します。
再び虫眼鏡マークのひとつ上の図形をクリックしてから、用紙上でドラッグ。
ちなみにその際shiftキーを押しながらだと、正方形のサイズ比で固定となります。
四角形の内側と外側の色は先ほどの「シェイプ」横の「塗り」と「線」で分かります。
図形を次々と作る度新しいレイヤーが作られそこに配置されますので、移動や拡大・縮小がしやすい特徴があります。
文字を書く
文字を書く事も可能です。 先ほどのツールバーの図形のひとつ上の「T」と書かれている部分をクリックします。 同じ様に配置する度新しくレイヤーが作られるので、自由に配置しやすくなります。 また文字もベクター形式で扱われるので、拡大・縮小しても荒れることは有りません。
Part3. Photoshopの代替品: Wondershare Mockitt
ワイヤーフレームのPhotoshopの代替ソフトとして、Wondershare Mockitt は十分に使えます。
ワイヤーフレーム作成ソフトとして作られていないPhotoshopとは違って、ワイヤーフレーム初心者でも作りやすいのが特徴です。 Photoshop単体プランは月に2,728円。Mockittは有料で一番安いPERSONALプランだと1年に9,980円（現在はセールで6,980円）となっています。 またMockittは履歴管理にも力を入れており、あれこれ変更する内「前の方が良かったかも‥」と思うかもしれません。 そう言う時にすぐに更新前と比較したり、復元も可能です。
Photoshopとはあくまで画像編集・作成ソフトなので、あまりワイヤーフレームとして拘る必要はないかもしれません。 もちろん機能やユーザーによるマニュアルが充実しているので、十分に使えるのですが予算を抑えたい場合、Wondershare Mockittは大いに一つの選択肢になるのです。