UIデザインの作成ツール--Sketch

David
Peter Martinez 更新日 : 2020-09-25 17:19:49

Webデザインを行う際長く親しまれているものといえば、photoshopやillustratorでしたが、近年Webデザイナーの中でユーザ数を伸ばしているのが「Sketch」です。日本でもじわじわ広がってきていますが、そのSketchとはいったいどういったツールなのでしょうか?
今回このUIデザインソフト「Sketch」を紹介させていただきたいと思います。


Sketchとは

SketchとはアプリのUIデザインやWebデザインの作成ツールです。 Adobe社が開発したphotoshopやillustratorを使い慣れていないユーザが新たなUIデザインツールを求めてたどり着いたのが「Sketch」です。
Sketchは、Mac向けに開発されているWebやアプリのUI(ユーザーインターフェイス)デザインに特化したベクターグラフィックソフトです。 軽い操作性やシンプルなインターフェースからWeb制作者に支持されています。海外で大ブームし、最近では国内でもSketchを使ってデザインしている方が増えてきています。

Sketch

Sketchで出来ること

メッリト

Sketchが支持される理由は何があるのかと考えた場合、以下の内容があります。

1.iOSアプリなどのアプリケーションのUIデザインツールとして広く活用されてます。また、アプリ以外にもWebデザインソフトとしても活躍しています。

2.動作がスムーズです。たとえスペックが高くないパソコンで作業したとしても、Sketchの動きは軽快です。

3.UIデザインに特化したツールなので、余分な機能がついていません。よって、動きが本当にスムーズです。さらに余分な機能を学ぶ時間を削減できます。

4.利用料が安いことです。photoshopやillustratorは月額課金制(月額2180円)ですが、Sketchは買い切り型で11000円となります。

5.プラグインがたくさんあり、あとで色々と自分好みにカスタマイズできることです。

6.Sketchを始めたばかりの人でも簡単に扱えるくらい、Sketchの画面はわかりやすく直感的です。やはり、学んでいる時間を少なくできることは、利用者拡大に大きく貢献しています。

7.デザイン確認が簡単です。Sketch Mirrorという機能を使えば、Sketchで作成したデザインをリアルタイムでiPhoneに表示可能です。 Photoshopは画像編集が大得意であるけれどもベクター描画に弱いし、Illustratorはベクター描画に強いけど簡単な画像の編集ですら難しいというところをSketchではまとめて作業ができます。ツールを使い分けるとなると、複数のソフトを立ち上げる必要があり動作が重くなります。こういったボトルネックをSketchは解決してくれます。

デメリット

今まで良い点やできることを説明しましたが、いくつかデメリットもあります。

このソフトはIOSしか動きません。Windowsでは使えないことに注意が必要です。
また、日本語に対応していないため英語利用が前提になります。そういった点を除ければ非常に有効なソフトです。
英語に関しては、直感的に使えるソフトなので操作には困ることは少ないと思いますが、詳しく知りたいときには少し不便かもしれません。


Sketchの代替品: Wondershare Mockitt

Sketchと同様動作が早くて作業できるUIデザインツールとして、Wondershare Mockittというものがあります。Mockittは直接のワークフローと共同作業のチームワークを可能にするクラウドベースのプロトタイピングツールです。
このツールも非常に簡単なので、習得までの時間がかかりません。3時間かけてツールを勉強すればすべてを使うことができます。 クラウドで作業できるので、自分のPCのスペックによらず作業ができることや、ネット環境があれば、場所の制約を受けないといったメリットがあります。
さらに使用ユーザがアップロードする豊富なアセットとテンプレートを使用できるので、プロジェクトをスムーズに進行したり、複数のメンバーと協同操作、共同編集ができるので、非常に有効です。
Sketchを検討されている方はこちらもぜひ検討してみてもよいと思います。

adobe xd map

今回Webデザイナーが使用する最新のUIデザインツールを紹介いたしましたが、いかがでしょうか。新規のUIデザインツールは新しく覚えることも多く今まで使用しているUIデザインツールを使いたくなるのはしかたないことです。新しいUIデザインツールは今まで使っていたツールに比べ使いやすいように作られていることが多いです。 また、基本の使い方はあまり変わらないことが多いことを踏まえると、新規ツールにチャレンジするのもよいことだと思います。 皆さんもぜひ新しいUIデザインツールを使って言っていただきたいです。

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