Illustratorの概要とイラストレーターをAdobe XDに変換する方法

David
Peter Martinez 更新日 : 2020-09-25 17:19:49

イラストレーターとはベクター画像を制作するソフトウェアです。ベクター画像なのでどんなに色を変更したり拡大や縮小をしたりしても、画像が荒れる事はありません。
Illustratorではオブジェクトと言う長方形や丸、多角形などの図形を編集したり組み合わせたりして、一つのデザインを作っていきます。 印刷前提でもあるマークやフォントなどと言ったデザインを手掛けるのに、イラストレーターはよく使われています。
そのIllustratorがなぜAdobe XDに変換しないといけないか?と言うと、Illustratorはあくまで画像を作成するツールであって、画面遷移や音声認識と言った。Webサイトやアプリに必要な機能までサポートしていないからです。
IllustratorでWebサイトやアプリの設計図を作ると言うのを、聞いた事があるユーザーもいるかもしれませんが、最初の一般向けイラストレーターが発売されたのは1987年1月で、Adobe XDのリリースが公開されたのは2015年10月。 古くから慣れ親しんでいるIllustratorで、Webサイトやアプリの設計図を作ると言う考えがあったからだと思います。


Part 1: illustratorをAdobe XDにインポートするステップ

イラストレーターで作成途中の複数のレイヤーを再現したい場合

Adobe XDを立ち上げ「ファイル」→「読み込み」の順に選択し、イラストレーターのファイルである.aiファイルを開きます。 すると複数のレイヤーに分けて作成している段階の.aiファイルでも、その複数のレイヤーごとの情報を再現してくれます。 (ただし微妙にフォントなどにズレがあります。)

Illustrator上で既に一つの画像として作成している場合

イラストレーターじゃなくても出来る方法ですが、対象の画像をコピーして(開かずサムネ段階でも可能です)Adobe XDにてペーストでOKです。 ただしこの方法だと画像が大きい場合、そのサイズ感で貼り付けられます。 もしくはIllustratorを立ち上げ対象の画像を開いてコピーしたい画像を選択。「編集」→「コピー」します。続いてAdobe XDを立ち上げにてペーストします。すると先ほどの方法とは違い、丁度良いサイズ感となり貼り付けされるのです。


Part2: AdobeXDの代替品を幾つ紹介する

Adobe XDのようなWebデザインを作れるソフトはもちろん沢山あります。ここではわざわざIllustratorを使わなくても便利な、他のソフトを紹介します。

Mockitt

AdobeXDはもちろん、イラストレーターで作成した画像も使えるWondershare Mockitt は多くのWebデザイン初心者が高く感じそう敷居を、なるべく低くしようと設計されているのが特徴的です。
下記の公式ページで https://mockitt.wondershare.jp/guide/create-an-account.html 導入から(インストールなしでブラウザ上にて立ち上げるタイプです)、ウィジェット配置の方法などある程度説明されていますし、何よりソフトが直感的に作れるように設計されています。 Webデザインに必要な機能は一通り「組み込みウィジェット」内に登録されており、各機能どんな内容か?分かりやすくアイコン化されているので、早く慣れると思います。 ちなみに無料版も用意されており、機能は限定されていますがその分初心者が惑わされずにWebデザイン作成ツールの機能に慣れる一つだと考えます。

Mockitt

InVision Studio

動的なコンテンツを作るのに向いたUIデザイン作成ツールで、元々機能としては限定的であったものの、開発を重ねてレスポンシブデザインと言うユーザーの環境に合わせて、画面表示を変える機能が横方向や縦方向に対応してくれるようになるなど、充実した機能を持っています。 IBMやNETFLIX、EvernoteなどもこのUIデザイン作成ツールを使っています。

adobe xd open source alternative

Figma

一つのスペースに幾つもの画像が置けます。 画像を作ってもあまり整理しておらずバラバラに置いていると言う方もいると思いますが、一プロジェクトに関するスペース内で多くの画像をあまり整理せずに、次々と置けるわけなのです。 またブラウザで動くタイプでありながら、デスクトップアプリとしてインストールも可能な点も珍しいと思います。

adobe xd similar software

いかがでしたか? Illustratorや他のツールでデザインを作らない人は、最初からWondershare MockittやAdobe XDなど他のソフトを使った方が得策です。 また他所の2つのAdobe XD代替品ソフトも、それぞれ有力な機能を持っているのが、お分かり頂けたと思います。 Webデザイン作成ソフトを使いたいけど、苦手意識を感じる方もMockittを使ってもらえると幸いです。

製品に関する質問がありますか? サポートチームへお問い合わせ >