Axure RPとは?Axure RPで出来ることを解説
Webデザインを作成するにはフレームワークやモックアップを作成するには必ず実施する作業の一つだと思います。 Webデザインを作成する際よく使われるPhotoshopやIllustratorが使用されますが、今は数多くのデザインソフトがあるのをご存じでしょうか。 今回はその一つの「Axure RP」を紹介いたします。
Axure RPとは?
「Axure RP」とは、米Axure Software Solutionsが開発したコーディング不要でインタラクティブなプロトタイプ、ワイヤーフレームを作成できるソフトウェアデザインツールです。 Windows、Mac、モバイルデバイス向けに、コーディングなしでソフトウェアのGUI、UX、Webサイト画面などをデザインし、ソフトウェアのプロトタイプ、ワイヤーフレームを作成可能なインタラクティブ型ラピッドプロトタイピングツールです。
シンプルなクリック操作で高度な機能を実装でき、完成品により近いプロトタイプを迅速かつ簡単に作れます。 プロトタイプを「Axure Share」またはSubversionサーバ上で「Team Project」として作成すれば、複数のユーザが同時に同じプロトタイプにアクセス可能で、「Team Project」へのチェックインおよびチェックアウト記録は、変更履歴とともに保管されるので、ファイルの更新を正確に管理できる。 「Axure Share」は、チームメンバーや顧客とのプロトタイプの共有にも対応しております。「Axure Share」のディスカッション機能を利用すれば、プロトタイプに対するフィードバックを得られます。
Axure RPで出来ること
AxureRPを使うメリットはどんな点なのでしょうか。
1.HTMLで生成され、ブラウザ上で確認
モックアップを作る目的は、会社とお客さま間、あるいは制作メンバー同士の間で、相互の認識を一致させること(= 合意形成)にあります。その際今まで使用していたパワーポイントやExcelはお客様と内容を合意した後、PhotoshopやIllustratorで作成しなおします。「Axure RP」を使えばHTMLで作成できるため、お客様の確認と同時にサイトデザインを作ることができます。
2.クリックイベントなどのギミックがつけられる
パワーポイントの説明やExcelでもクリックイベントを作ることができますが、それはWebデザイン以外の知識が必要となり一般的に使用されておりません。よって、ギミックのないデザインをお客様に確認してもらうことになりちょっとしたニュアンスが違うということが起こってしまっていました。一方「Axure RP」を使えば、クリックイベントも簡単に追加できるためより実物に近いため理解を得やすいです。
3.Webデザイン者とお客様でサイトアクセスで確認できる
Axure Shareを使用すると開発メンバだけでなく、お客様にもアクセスを設定することができ直接会うことなくWeb会議でも内容を確認できるためフリーロケーションで行えます。
4.インタラクティブにプロトタイプを作成できる
シンプルなクリック操作で高度な機能をプロトタイプに実装できるため、完成品により近いプロトタイプを素早く簡単に作成することができる。誰にとってもシンプルで見やすいデザインによって、デザイナー、エンジニア、顧客がソフトウェアの開発をより密接に進めることができ、早期段階で顧客からのフィードバックを開発プロジェクトに反映し、プロジェクト全てにかかわる関係者が満足できるデザインの制作が可能となる。
5.最新のUIを反映できる
ブラウザ捜査のため、今まで以上に動作が速く、既存のユーザーから初めてAxure RPを使用する新規のユーザーまで、幅広い層に使いやすいです。逐次アップロードされるため、最新の機能を織り込めます。
Adobe XDの代替品: Wondershare Mockitt
「Axure RP」と同様ブラウザでインタラクティブにできるデザインソフトとしてWondershare Mockittがあります。こちらもコーテイングなしでWebデザインができます。さらに操作が簡単のためすぐに基礎知識を得て仕事に取り掛かることができます。 インタラクティブという意味ではAxure RPは機能が多いため覚えるまでに多くの時間を要します。一方Mokittは本当に簡単に覚えられるため、素早い仕事を考えるのであれば、Mokittのほうが良いと考えます。
インタラクティブプロトタイプデザインツールを紹介いたしました。多くのデザインツールが現在あります。 それぞれ利点、欠点がありどれを選んだらよいか悩むと思います。まず現在の困っている点は何かをはっきりさせてそれを解決するためのツールを選ぶことが一番良いと思います。良くなかったら別のツールを選べばよいと思います。 そのために現在サブスクリプションタイプが多く存在します。 今回の紹介がデザイナーのお役に立てればと思います。